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銀工房こじまの歴史を語ります
by nbushige
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小島製作所時代の思い出

筆者から見て母方の祖父恵雲も初代に弟子入りして
若くして独立。
その後、起業し、(有)小島製作所を設立。

初代健在の時代は、進駐軍向けの銀製品が売れたという。
戦中は軍部からの依頼もあったり、当時の宮内省からも依頼があったという。
初代が亡くなってから、
好景気の中、銀製品は生産が追いつかないほどであった。

とくに、銀製ヨットは売れ、当時は意匠登録等もしませんし、
他の工房でも、ヨットや、宝船などを製作していますが、売れた時代でした。

ヨットも、特号、1から5号まで、一本柱、二本柱のヨット宝船、兜
国鳥雉子など、豊富なラインナップを持ち、ゴルフのコンペ賞品として、需要が合った。
純金製なども出た。
工房も最大で10人の職人が働いた時期もあった。
それでも、徹夜が続いたという。

現代住宅事情から、床の間の存在も少なくなり
置物の需要は減り、余裕の有るうちに小島製作所は休眠とあいなった。

当時の想いでの写真を掲載します。

小島製作所時代の思い出_a0170220_0582539.jpg


いろいろなパーツが入っていた箱。

小島製作所時代の思い出_a0170220_0585517.jpg


二階の倉庫

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注文を書き込んだ、黒板

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ハンドプレス。

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大きなバフが2台。動力の圧延機が一台あった。
現在この部分は駐車場に。

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昔の商品、トビウオ。

初代亡き後、二代目は商売で成功していた、叔父恵雲の小島製作所に入社。
恵雲の息子3人兄弟とともに、ヨット、宝船、などの製作に従事。
その為、良く子供自分は遊びに入り、刃物があるので危ないとしかられていた。

当時の僕には、「毎日船のプラモデルを作って楽しい仕事してる」といって
職人さんを笑わせたらしい。

現在は、こうした美術工芸品から方向を少しかえ、
幅広い意味での銀細工として、身近なもの、記念品などの受注生産と
職人仕事、作家仕事と両立し、信重ブランドを確立すべく
精進させていただいております。

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免責:このブログはあくまで、個人的な見解です。
   また、専門家による見解ではなく
   あくまで昔話的なものです。
    無断での画像使用はお断りします。
by nbushige | 2010-03-10 01:28 | (有)小島製作所
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