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初代の名作
左のプロフィールにもでております
神田明神さまの御神輿(写したと伝わる)の話。 実際に担ぐ御神輿ではなく、 初代 信重 の製作した、全て金属製の置物である。 大正時代の後期、ある銀行の頭取からの依頼で製作したが 依頼主様が完成前に亡くなったため、宙に浮いていたものを こつこつと仕上げていたようで、 昭和36年に京都の個人の方がお求めになって お持ちになっております。 実際の御神輿や仏壇の宮大工用の図面どおりに、再現。 (小峰松柏氏による製図と口伝されています。) 一つ一つのパーツを金型無しで製作した。 その当時の部品が、今も残っています。(下記画像) 朱塗りの部分は純銅、黒塗りは赤銅で煮色でだし 銀、金、四分一、など全て 鎚起でできている。 父も、恵雲も総出で手伝ったという。 二代目も小突かれて作った記憶が有るそうです。 この時代は恵まれていて、 製作中の費用も、依頼主が持ち、完成すればその製作代が入るという いわゆる、パタロンの様な、一流の旦那衆が居たのだそうです。 完成時、近所の人たちが集まったそうで、 僕の通う床屋さんでは、当時の事を今も語られます。 床屋のマスターは数年前亡くなられたが、若い時分に 初代の頭を刈ったそうです。 もともと、紐類が、老舗の道明さんの組紐です。 現在、持ち主様の有志で資料が制作中です。
by nbushige
| 2010-02-22 01:17
| 初代 小島 信重
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